2010年 08月 02日
第92回高校野球京都大会(14) : 綾部 vs 鳥羽(後篇)
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4回裏無死一・三塁。鳥羽 内田選手がスクイズを敢行するが、綾部の岩松捕手が冷静に三塁走者の生還を阻んだ。


三塁側、つまり綾部側で撮影して、今年の綾部の変化の一端が少しわかった気がした。
応援の力の入り方、つまり背番号を与えられなかった部員やマネージャーが力の限りに応援するのがよくわかる。
5回終了時、グラウンド整備の間にマネージャーにそのあたりのことを尋ねると、
昨年秋に監督が代わって以降、マネージャーとしての仕事も増え、ノックの手伝いなどで忙しくなったこと、それによって部員たちとの距離感も近くなり、野球部に一体感が出てきたと思います と教えてくれた。
試合終盤の鳥羽の反撃で1点差となり、どちらが勝者となるのか本当に紙一重だった試合展開もあって、9回裏に鳥羽が一死三塁とした場面など、
 ♪ 勝利の予感がするのは 岩松いるから~ 勝利の予感がするのは 将介(注:小坂投手)いるから~
と、選手の名を連呼する彼らの応援が私の頭に強く残っている。
この強い応援があったから、綾部がこの試合を制したように思えてならないのだ。

新聞記事によると、綾部に敗れた立命館宇治の部員たちも綾部応援団に交じって応援していたとのこと。
敗退から間を置かず、敗れた相手と一緒に応援できる立命館宇治の部員たちの気持ちも立派だと思うし、彼らにそうさせるだけの何かが今年の綾部にはあったということだろう。

試合終了後、校歌斉唱を終えて三塁側応援席に走ってくる選手たちのなかで最も喜んでいる姿にレンズを向けると、それは選手ではなく、蒲田監督だった。
選手たちと抱き合って喜び、太陽が丘球場の整備員の方たちとも握手をする若々しいその姿を見て、これはすごいぞと思ったし、綾部の変化の理由も見えてきた。
この監督にしてこの部員たち、そしてこの結果あり だったのだろう。

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綾部の小坂投手・岩松捕手のバッテリー。要所要所でよく声をかけ合っていた。
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鳥羽打線も鋭いスイングで試合後半は綾部に反撃していった。写真は1番打者の宮城選手。
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5回途中から7回まで登板した村上投手が6回以降は綾部に得点を許さず、試合の流れを鳥羽に少しずつ引き戻した。
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6回裏の鳥羽の攻撃。一死一・二塁の場面で、9番 村上選手の送りバントが三塁への悪送球を誘い、二塁走者 吉田選手が三塁から生還、3-7とする。
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ピンチでマウンドに集まった綾部内野陣だが、その表情はとても明るく、楽しそうに見える。そこがこのチームの特長なのだろう。
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苦しい展開をのりきって鳥羽を破った瞬間、綾部の選手たちは喜びを爆発させた。
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青年監督 蒲田監督(写真左)は選手たちの中に溶け込んで、一緒に喜びに浸っていた。
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by photomoments | 2010-08-02 23:41 | 高校野球:京都(公式戦) | Comments(8)
Commented at 2010-08-03 14:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by at 2010-08-03 17:57 x
今年の綾部はすごかったですね。
鳥羽の1年に知り合いがいるので
来年再来年を楽しみにしています。

綾部には強い学童チームがあります。
その子たちが今がんばっているのかなと思うと嬉しくなります。

Commented by melonは青肉 at 2010-08-03 22:16 x
「綾部旋風」を写真で拝見しました。笑顔がまぶしいです。
実物は観戦していなかったので、知人が
「(今年の綾部は)見ていて気持ちがいいよ!!」と言っていた
意味が良くわかりました。

毎年、メンバーが変わり、中には顧問の先生がかわり、
いろいろな時間を経過したチームが戦うので、新発見があります。以前から知っている選手でも、成長があり、変化があります。

汗を流してヘロヘロになっても(笑)球場へ通ってしまう人たちは、そんな魅力に負けて?!足を運ぶのかなぁ・・・・。
わたくし個人的には「病気」だと自覚していますが(苦笑)

Commented by とらっき~ at 2010-08-03 23:22 x
猛暑の中での地方大会観戦&撮影そしてブログと
大変お疲れ様でした
8月になって疲れがでてきませんか?
私はこの夏は甲子園には行かなくてもいいかなぁと感じるくらい
7月中の8回の野球観戦で燃え尽きました・・・(笑)
Commented by photomoments at 2010-08-04 01:25
鍵コメさん、こんばんは&ご覧いただきありがとうございます!

写真を見れば時を経てもタイムスリップできる…。なるほど、そうですね。
歳月が過ぎても皆さんに見ていただけるようなブログでありたいと思いました!

Commented by photomoments at 2010-08-04 01:37
雫さん、こんばんは。

この大会、綾部の活躍は目を見張るものがありましたね。
1点及ばなかったものの、鳥羽の後半の追い上げも、さすがと思わせるものがありました。

そうなんですか、綾部には強いチームがあるんですか。
そこから育った子たちが出場していたんでしょうかね???

Commented by photomoments at 2010-08-04 01:47
melonは青肉さん、こんばんは。
「旋風」と言ってよいくらいに、今年の綾部は鮮烈な印象を残してくれたと思います。
そうなんです。見ていて(撮っていて)気持ちがよいチームでした。写真からもそれが伝わってくれたなら幸いです。

私にとって、毎年新たに気になるチームが現れます。今年は綾部がそうでしたね。
そうした発見が繰り返し撮影に向かってしまう原動力になっていると思います。
それが「病気」なのかもしれませんが(笑)。


Commented by photomoments at 2010-08-04 01:54
とらっき~さん、こんばんは&お疲れさまでした。

どうしてもこの時期は余裕がなくて、訪問してもコメントできないままになってしまって…。
私は今は疲れは出てないのですが、むしろ大会前半で疲れました。
大会後半は暑さにも順応できて、帰宅しても疲労感を覚えなくなりました。

私も甲子園は迷っています。行くとしても1回くらいかなぁと思っているんですが。
7月に撮影した写真の整理も膨大だし、甲子園に早朝から並ぶのがキツいんですよね。
優勝した京都外大西を一度も撮影できていないのが気持ち的に少し引っかかっています。
もしこちらにいらっしゃるようでしたら、その時はまた教えてください!


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