2010年 10月 11日
平成22年度秋季京都府大会: 塔南 vs 桃山(後篇)
この試合を見て思ったのは、ひとつひとつのプレーを大切にすることの重要性だった。
前篇にて述べた4回表の桃山の先制機は、試合の流れを左右しえた局面だったという意味で大切なプレーだったし、7回表の桃山の三塁打が、一塁踏み忘れとの塔南アピールで「センターゴロ」になったことは、2点を先制された直後の絶好の追撃機を逸し、7回裏の大量点の呼び水となってしまった感がある。
「幻の三塁打」によって、桃山の選手たちは精神的に気落ちしただろう。
スコア上は7回・8回・9回を3人ずつで攻撃を終えた桃山だが、8回以降は塔南の粟津投手が大量点をバックに思い通りの投球ができるようになったことも大きい。
試合後クールダウンするしながら会話するのが聞こえたのだが、駒月捕手が粟津投手に対して、8回以降の変化球がよく決まるようになった旨の感想を話していたから、6点差で投げやすくなったのは間違いないのだろう。
相手を慌てさせ、相手に思うようなプレーをさせたくなかった桃山の方が思うようなプレーができなかったのは皮肉な話だが、それもひとつひとつのプレーの積み重ねが生み出した試合の流れでもある。
一塁の「踏み忘れ」については、その瞬間を見ていないので事実について述べる資格はないし、野球をきちんとプレーしたことがないのでよくわからないところもあるが、普通に考えれば、一塁ベースを踏み損なうとは思いにくいし、もし踏み忘れていたなら二塁に向かうのを止めて一塁に帰塁すればよいだけの話。
反撃の一打でも慌てることなく、そして誰の目から見てもしっかりとベースを踏んでいたなら生じなかった判定かもしれない。
その意味でも、ひとつひとつのプレー、もっと突き詰めて言えば、ベースを踏むという一瞬の行為すら試合の流れに影響するのだと感じた試合だったし、桃山の部員たちはそれをより強く痛感したのではないだろうか。

塔南はこの一戦に勝利して準決勝進出、準決勝にも勝利して決勝へと進出し、近畿大会への出場も確定させ、勝って多くのものを得て、さらに成長していくだろう。
桃山はこの敗戦を糧として、来年の公式戦に向けて練習を積み重ねていくだろう。
悔いの残る敗戦を振り返ると、多くの課題もあるだろうし、気持ちを切り替えて前向きにとらえれば得るものも多い試合だったと思うから、自分たちの成長につなげていく貪欲さがあればさらに魅力あるチームに育つはずだ。


5回表 桃山の攻撃。四球で出塁した7番 関口選手を徳田選手が送りバント。駒月捕手が一塁に送球する。
b0170881_7582219.jpg

二死二塁の場面としたところで粟津投手が手招きして内野陣を呼び寄せる。
このあたりにも今年の春季大会で見たときとはまったく違う、エースとしての雰囲気を感じさせる。
b0170881_7582961.jpg
b0170881_7583744.jpg


6回裏、塔南の先頭打者 駒月選手が右中間への二塁打で出塁すると、笠選手が適時二塁打を放って駒月選手が生還、1点を先制する。
b0170881_86166.jpg
b0170881_86948.jpg

二塁上で笑顔を見せる笠選手。続く秋本選手の適時打で生還して2点目を挙げる。
b0170881_87274.jpg
b0170881_871380.jpg

続く粟津選手の送りバントは捕邪飛となる。
b0170881_884065.jpg
b0170881_884815.jpg

7回表、中村峻太選手の反撃の一打。三塁上で咆哮したが…。
b0170881_8114137.jpg
b0170881_8115094.jpg

7回裏の塔南は、(桃山からすれば不運な)2本連続の内野安打でチャンスを作ると、連続適時打で一挙4点を入れ、試合を決定づけた。
b0170881_8121099.jpg
b0170881_8121790.jpg
b0170881_8122572.jpg
b0170881_8123263.jpg


b0170881_8124197.jpg


ご注意 : 2010年7月1日以降、記事の下欄に株式会社エキサイトによる広告が表示される場合があります


[PR]

by photomoments | 2010-10-11 08:16 | 高校野球:京都(公式戦) | Comments(8)
Commented by at 2010-10-12 09:33 x
塔南が京外西に勝ちましたね!すごいですね。塔南。
強い理由は?監督を慕って選手が集まったと聞きました。

わたしは10日に西京極の陸上競技場にいました。(長男の応援に)
photomomentsさんは、お隣のわかさスタジアムにおられるんだろうなぁと思っていました。
暑かったですよね!
もう暑いのイヤやぁーと思いながら応援してました(笑)

次男は昨日、1年生大会でコールド負けしました。
ショートの子が辞めたので、外野の次男がショートになりました。
今までは安心して見れたのに(ずっと外野だったので)昨日はタメ息ばかり。
がんばってもらいたいです。
Commented at 2010-10-12 14:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by photomoments at 2010-10-13 07:35
雫さん、おはようございます。

塔南は毎年着実に強くなっているのだと思います。
今年のチームも投手がよく投げるし、打線も中軸が強力です。
甲子園常連校の平安・福知山成美・京都外大西に勝利しての優勝だけに、今まで超えられなかった壁を突破した感があります。

10日は私は行けなかったんですよ。もともとは10日に行くつもりだったんですが。
なので11日に西京極に行ったのですが、陸上競技場でも大会が開かれているなぁと思って見てました。
11日も暑かったです。でも夏の暑さに比べたら快適です!

息子さん、ショートコンバートされたんですね。写真を撮る機会が増えたのではないですか?
いいチャンスです。あまりため息つかないで、頑張ってもらいましょう!!!

Commented by photomoments at 2010-10-13 07:46
鍵コメさん、おはようございます。

ベスト8とか、ベスト4とか。言葉ではそれだけの響きですけど、それを突破するのは容易ではないのかなぁ…と思ったりします。
ベスト4を目指せる立場になったときに初めて、そのために必要だったものに気づいたりするのでしょう。
塔南の今回の優勝にも、それ以前の世代から継続して結果を残してきたことが活きているはずです。

試合後、監督も言ってました。
この敗戦でへこたれてしまうようならそれまでのチームだ と。
それは言外に、まだまだ伸びるチームだとおっしゃっているわけですが、
私も、このチームにはまだ伸びしろがあると思っています。
それを伝えたいなぁと思い、僭越かとは思いましたが、記事中にメッセージを込めたつもりです。
Commented at 2010-10-15 23:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by photomoments at 2010-10-16 10:35
鍵コメさん、おはようございます。

球場でお見かけしたので、後でお声がけしようかと思っていたのですが、片付けに時間がかかってしまってできませんでした…。
(試合終了後にYさんとはお話しさせていただきました)

優勝おめでとうございます!
でもここで止まるわけにはいきませんね。近畿大会でも突っ走ってください!

決勝戦の写真はまだ整理し終えていないのですが、またアップします。もう少しお待ちください!
Commented at 2010-10-16 23:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by photomoments at 2010-10-17 18:14
鍵コメさん、こんにちは。

大丈夫です。コメントの二重投稿とかはなかったですよ。
コメントを投稿するのって最初は緊張するというか、身構えてしまいますよね。私もそうでした。

今日何とか写真の整理にメドがつきました。
枚数が少し多くなったので、回数が前篇・後篇で収まらないかもしれませんが、順次アップしていきます!
名前
URL
画像認証
削除用パスワード


<< 平成22年度秋季京都府大会 決...      平成22年度秋季京都府大会: ... >>