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2009年 10月 29日
練習試合:乙訓高校vs報徳学園(後編)
(前回の続きで、試合後半分を掲載します)
(写真は EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM)

7回から報徳学園は中尾投手に交代する。
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先頭打者を打ち取ったが、続く6番 眞継投手に死球を与えてしまう。
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二死一・二塁で9番 代打の並河選手が左前打を放ち、二塁走者の眞継投手が一気に本塁に疾駆し、クロスプレーで同点に追いついた。
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この後三盗を決めた山田選手が1番 田路選手の左前打で生還し、2-1と逆転する。

7回裏の報徳学園は三安打で二死満塁の好機を作ったが、1番 八代選手が左飛に打ち取られて無得点に終わる。
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8回表、乙訓の代打 垣内選手が四球で出塁。
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代走の北尾選手が二盗を成功させ、一死一・二塁で三塁を衝いたが、打者三振・盗塁失敗に終わる。
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8回裏の報徳学園。先頭の2番 谷選手が三塁打を放ち、一死一・三塁で5番 木下選手がスクイズを決めて同点に追いつく。
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9回表の乙訓は無得点に終わったが、8番 山田選手が二塁打で好機を作った。
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by photomoments | 2009-10-29 22:29 | 高校野球:練習試合 | Comments(4)
2009年 10月 27日
練習試合:乙訓高校vs報徳学園(前編)
第2試合は乙訓vs報徳学園という非常に珍しいカード(だと思います)。
末常監督にお聞きしたところ、数年前にBチームとの対戦が一度あるとのことだった。

試合は…
1・2番が出塁し、一死二・三塁となった報徳学園の初回の攻撃を0点で抑えたことが、後の試合展開の上で大きかったと思う。
7回に逆転した乙訓だったが、8回に同点に追いついたあたりはさすがに報徳学園といったところか。

乙   訓   000 000 200    2
報徳学園   001 000 010    2
(2009年10月24日(土) 社高校グラウンド 第2試合)
(写真は EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM)

報徳学園の先発 大西投手と、乙訓の先発 眞継投手。
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1回表、報徳学園は1番八代選手、2番谷選手(写真)が連続安打で出塁し、一死二・三塁と先制機を迎えた。
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二塁への牽制球をこぼした間に三塁走者が本塁を衝いたが、好返球でこの回報徳学園は無得点。
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序盤の報徳学園内野陣の守備から。
ファインダー越しにだが、走者を置いた場面で素早く・冷静に状況判断する表情をしばしば感じ取ることができた。
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3回表一死 1番八代選手が左二塁打で出塁。
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2番谷選手が送りバントを決め、3番越井選手の先制打で報徳学園が1点を挙げる。
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中盤の両校の守備から。
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(後編に続きます)
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by photomoments | 2009-10-27 23:53 | 高校野球:練習試合 | Comments(0)
2009年 10月 26日
練習試合:社高校vs乙訓高校(後編)
(前回の続きで、試合後半分を掲載します)
(写真は EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM、EOS 30D + EF17-40mm F4L USM)

5回にいきなり2点を献上した社の藤本投手だったが、6回から8回は得点を許さない好投を見せた。
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両校の6回の守備から。
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7回表二死一塁、社の1番 下村選手の打球が二塁手の手前で大きくイレギュラーして外野に転がる間に、
一塁走者の藤本泰選手が三塁まで到達。
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8回表二死一塁の場面で、左前打を打った社 巴山選手。
続く7番 藤本泰選手の三塁打で本塁に生還した。
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9回表には社が打者一巡の猛攻を見せた。
乙訓としては、守備が覚束ないところが出てしまったのが悔やまれるところだ。
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試合後の乙訓ベンチ。
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by photomoments | 2009-10-26 00:01 | 高校野球:練習試合 | Comments(7)
2009年 10月 25日
練習試合:社高校vs乙訓高校(前編)
24日(土)は、兵庫県の社高校で行われた練習試合に足を運び、今月初めての野球撮影を行いました。

以前から社高校には一度お伺いしてみたいと思いつつ、交通手段の問題等で諦めていたのですが、
6月に乙訓高校の練習を撮影に伺った際にいただいた予定表で、この日に社高校での練習試合があることを知っていたので、
気になる学校同士の練習試合を撮影したいとの思いから、やっと今回訪問が実現しました。

しかも後から報徳学園も参加することになったので、3校での変則Wヘッダーの観戦・撮影でした。


余裕を見込んで6時30分大阪発の高速バスで向かったのですが、案の定、宝塚トンネル付近での渋滞に巻き込まれ、
一時は間に合わないかとも思いましたが、40分ほどの遅延で到着。

それにしても、(噂には聞いていましたが)社高校の運動施設の充実ぶりには驚かされました。
専用野球場・陸上トラック・50mプールなどなど、さすがに体育科を有する高校です。
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社 河原投手、乙訓 藤井投手の先発で始まった第1試合の社vs乙訓は、試合前半は乙訓ペース。
3番高田選手は3安打、4番田尻選手も5回に2点本塁打を放つなど、5回終了時には6-1と大きくリードした。
後半は一転して社ペース。
8回終了時点で6-6と同点に追いつき、ドローで終わるかも?と思ったら、9回に打者一巡の猛攻で一挙5点を挙げ、乙訓の裏の攻撃を凌いで勝利を収めた。

  社      001 001 135   11
乙   訓   103 020 002    8
(2009年10月24日(土) 社高校グラウンド 第1試合)
(写真は EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM)

乙訓の先発 藤井投手と、社の先発 河原投手。
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二ゴロを処理する社 澁谷選手。
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乙訓の9番 山田選手。
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3回裏一死二塁、適時打を放った二塁走者の高田選手が、パスボールの間に三塁へ進塁する。
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3回裏二死二・三塁で、6番藤井選手の適時打で三塁に進んだ田尻選手は、この後、藤井選手の二盗の間に本塁を陥れた。
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社の5番 福居選手。
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三ゴロ(ファール)を捕球した乙訓の高田選手。
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4回裏一死三塁、乙訓の1番 田路選手の当たりは遊ゴロとなり、三塁走者北尾選手が本塁を衝くが、追加点を挙げられなかった。
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社の8番 池田選手。
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5回から社の投手は藤本投手にスイッチ。
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投手交代の直後、3番高田選手の中前打に続き、4番田尻選手が2点本塁打を放った。
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(後編に続きます)
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by photomoments | 2009-10-25 14:55 | 高校野球:練習試合 | Comments(6)
2009年 10月 22日
瀬戸内逍遥-1 鞆の浦
先週末に帰省する用事があったので、故郷の広島に帰りました。

この機に、最近景観に絡んだ地裁判決で全国的に注目を集めた鞆の浦を見ておきたいと思った。
広島に生まれ育ちながら足を運んだことがなかったので、始発の新幹線に乗って福山で降り、バスに揺られて鞆の浦を2時間ほど散策した。

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鞆の浦は古くから風待ち・潮待ちの港として栄え、古くは神功皇后の遠征でもその名が見られたり、万葉集にも詠われた地でもあった。
南北朝時代には一時九州まで逃れた足利尊氏が京に上る途中に南朝方の新田義貞追討の院宣を受けた地で、
戦国時代には織田信長に京を追われた足利15代将軍義昭が、毛利家を頼ってこの地に幕府を移した。
幕末には坂本龍馬の海援隊が保有した艦船、いろは丸が鞆の浦の沖で沈んだりと、歴史の重要時に顔を出す地でもあった。
明治以降は風待ち・潮待ちとしての機能を失い、開発が進まなかったことから、古い町並みがよく残っているため、
景観か開発か との観点で住民の意見も二分されているという。
(上の写真の湾内を一部埋め立てて架橋する行政・推進派の案と、山側に迂回のトンネルを掘る景観保護派の案)
スタジオジブリの宮崎駿監督が2ヶ月ほど鞆の浦に滞在して、「崖の上のポニョ」の構想をまとめたことでも知られている。
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鞆の浦の湾内は漁港として使われていて、往時からのこの地の象徴、常夜燈(とうろどう)が中心部にある。
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雁木と呼ばれる海岸線の構築物が大規模に残されているのも特徴のひとつ。
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古い町並みが残っているので中心エリアの道幅は狭く、自動車の往来が円滑ではないことが、開発を必要とする主張の論拠となっている。
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下の写真は主要な通り抜け道路ではないが、路地ではない道でもこのくらいの幅員しかないところも多い。
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高台にある寺院から撮影。
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朝9時ごろでやや霞がかかっていたこともあってクリアな写真が撮りにくかったが、露出をアンダーに振って海面の反射を撮ってみたかった。
(もう少し長い焦点距離のレンズを持って帰ればよかった…)
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2時間程度散策しただけだが、この地での「景観か開発か」という問題は難しいと思った。
もともと埋め立て・架橋計画がスタートした1983年当時と現在では、人々の景観に対する意識も変わったり、景観法も制定されるなど、状況は変化している。
外部の立場では鞆の浦のすばらしい景観を守るべきだ と思うのだが、その地に住んでいる人たちの意思も尊重しなければならないし、
住民の中でも賛否両論あるところに、この問題の難しさがある(正確には開発推進派のほうが多数派とのこと)。
ちなみに現在の福山市長は鞆の浦出身で、開発推進派である。

鞆の浦からの帰路は、レトロ感覚あふれるボンネットバスに乗ることができた(現在定期路線を走るバスのなかでは日本で最も古い)。
私にとっては初めてのボンネットバスだ。
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福山駅前で降りるとき、運転手の方にいろいろとお話を伺ったら、
このバスはもともと奈良交通所有のバスで、香川県のバス会社に移り、30年ほど前に満濃池のほとりで放置されていたそうだ。
それを福山の自動車時計博物館が入手し、それを鞆鉄道が取得して、気候のよい時期の土日に運行しているとのこと。
古いから大事にメンテナンスしないといけないので、他のバスより念入りに手入れされ、他のバスは雨ざらしにしたとしても、
このボンネットバスだけは必ず屋根付の駐車スペースに停めているんですよ と運転手さんは笑っていた。
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by photomoments | 2009-10-22 20:51 | 建物・街・風景 | Comments(8)
2009年 10月 16日
野球写真撮影について(11):投手の撮影-3
投手の撮影ポジションは、右投げ投手なら三塁側、左投げ投手なら一塁側からが、姿を正面から撮影できるので、素直にいい写真が撮れる。
また、バックネット裏から撮影すれば、ボールの軌跡や打者をも同じフレームに収めた写真も期待できるだろう。
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投手に正対する関係下での撮影なら、どんな瞬間を撮ってもいい感じに撮れると思う。
投球前の走者を目でひそかに牽制する表情も、投球を始めて足を高く上げた瞬間も、投球に移行した足が前面に接地する瞬間も、上体が本塁側に向き直る過程も。
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逆に、背中を見る関係下での撮影になると、いい瞬間は限定されるようだが、投球後の表情は押さえておきたい。
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マウンドから本塁寄りの撮影位置なら、上体が本塁側に向き始め、ボールをリリースする瞬間を狙うことが多い。
(投手を撮るなら本塁寄り、だが寄りすぎれば打者を撮るときには不利になると思う)
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また、気合いを前面に出す投手なら、投げ終わった後のフォロースルーで見える表情を押さえたいところだ。
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(神戸弘陵vs尼崎小田以外の写真は EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM、神戸弘陵vs尼崎小田は EOS 30D + EF300mm F2.8L IS USM)
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by photomoments | 2009-10-16 23:48 | 野球写真撮影 | Comments(2)
2009年 10月 13日
野球写真撮影について(10):投手の撮影-2
前回の続きです。

  前回記事では、投球フォームの撮影で秒3コマの連写では動きがかなり「飛び飛び」になってしまうことや、
  コマ数が増えたからといって、この目で見た「美しいと感じた瞬間」が必ずしも撮れるわけではないこと、
  それを撮ろうとする場合は、ワンショットで押さえることも多いこと、そしてそのためには、カメラのレリーズタイムラグを体得しておきたいこと
  などを書いた。
 
野球は試合中の折々に投球練習を行うので、これを撮影(試写)してタイミングを見計らったり、写真映えする姿の見極めを行えるから、
レリーズタイムラグの把握などのためにも、これを使わない手はない。
何試合も繰り返し試しているうちに、ボールをリリースする瞬間などは高い確率で撮影できるようになると思う。


また投手は野手とは違って、決まった位置で構えて、プレートに足をかけて投げるわけだから、立ち位置は大きく変わらない。
だから極論すれば、動体予測AFを使わず、ピント固定でも対処できる。

(厳密に言えば、被写体が動いているのでピントは若干ずれるはずだが、
 バックネット裏からの撮影では被写体が前方に大きく踏み出すから合焦位置が大きく変化するのに対して、
 コーチャーズボックス付近の内野席から撮影するなら、被写体の推移の程度は撮影上支障のない、許容できる程度だと思う)

つまり、入門機といわれるカメラでも、ワンショットでいい瞬間を撮影できる可能性は非常に高い。
その意味で、投手の撮影は野球写真撮影の基本だし、取り組みやすい撮影だと思う。

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  第88回全国高等学校野球選手権大会 今治西vs文星芸大附 2006.8.13撮影( α SWEET DIGITAL + SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG)

いわゆる入門機で撮影した写真。
ピント固定&ワンショット撮影で、文星芸大附 佐藤祥万投手の投球フォームがダイナミックに見える瞬間を狙った。
これまでの記事でも触れたが、この時使っていた機材はカメラ・レンズともに超音波モーター非搭載のため、
動体予測AFでの撮影が難しいことから、ピント固定で一瞬に賭ける撮影をしていた。
PCで等倍表示したら現行機材での撮影よりも甘い写真なのだが、ブログ上にリサイズして掲載するなら、そうしたアラもほとんどわからない程度になる。
(ちなみにこの時の撮影モードはシャッター速度優先モードで、シャッタースピード:1/1,250秒、F値:4.5、ISO感度:160)
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by photomoments | 2009-10-13 07:26 | 野球写真撮影 | Comments(5)
2009年 10月 11日
野球写真撮影について(9):投手の撮影-1
野球写真を撮影して投手を撮影しない人はおそらく稀だろう。
今回からしばらくは、投手の撮影について綴ってみたい。

投手の投球フォームを撮影するなら、最も写真映えする瞬間がどこなのかを見極めたい と思う。
私も以前は何も考えずに撮影していた時もあった。無論それはそれで撮れるのだが、連写のコマ数が少ないと、写真映えする瞬間を撮り逃すことも多かった。
その点、秒10コマ連写が可能な今のカメラでは撮り逃す確率は低いから、試合中に1度ないし2度は、一連の投球フォームを連写で撮影している。


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    平成19年度秋季京都府大会  乙訓 vs 伏見工 2007.9.24撮影(EOS-1D MarkIII + EF300mm F2.8L IS USM)

これを便宜的に間引いて、入門機の一般的なスペックである秒3コマをイメージすると下の写真のようになる。
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最初の写真と比較すると、ざっと3~4コマ分ほど間隔が開いてしまうので、連写といってもかなり飛び飛びになる印象だ。
最初に使ったデジタル一眼レフは秒3コマだったので実感として覚えているのだが、秒3コマではカッコいいフォームが撮れないことが多かった。
だから当時は「決め打ち」で、ワンショットに賭けたほうがいい瞬間が撮影できた。

現在の中級機がクリアしている秒5~6コマでは下の写真のようになり、連写と称するにふさわしい感じになる。
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それでも、投球する腕の動きは非常に速いから、ボールをリリースするタイミング付近ではコマ数が不足する印象があるかもしれない。
(ただこの印象は、秒10コマでも同様だと思う)

このように比較したら、秒10コマ連写なら大体の瞬間を撮れていそうなものだが、
ファインダー越しにこの目で見た「美しいと感じた瞬間」は、秒10コマでも撮れていないことがある。
だから、ボールをリリースする瞬間が撮りたい とか、顔が正面を向く瞬間が撮りたい といったような「自分が撮りたい瞬間」が明確な場合は、
連写に頼らず、ワンショットで押さえることも多い。
そのほうが確実に欲しい写真を得ることができる。

そのためには、シャッターボタンを押してから実際の撮影ができるまでの時間差(レリーズタイムラグ)は体得しておきたい。
投手がボールをリリースする瞬間に狙いを定めてトライしてみると、そのカメラのタイムラグがよくわかると思う。
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by photomoments | 2009-10-11 01:12 | 野球写真撮影 | Comments(10)
2009年 10月 09日
野球写真撮影について(8):レンズの選択
久々の野球写真撮影に関する記事です。
野球の撮影を行う場合、皆さんはどのくらいの焦点距離で撮影されているのでしょう?


対象が小学生なのか、高校・大学生や社会人なのかによっても違うし、野球場の広さ(特にファールエリアの広さ)によっても当然違うのだが、
内野席エリアから撮影する場合、「一般的な」野球撮影に使うレンズの表記焦点距離の目安は300mmだと思う。

   いわゆる「35mmフルサイズ」のデシタル一眼レフカメラなどを除くと、カメラのイメージセンサーサイズの関係で、
   一般的なデジタル一眼レフが採用するAPS-Cというセンサーサイズの場合、実際の焦点距離は1.5倍相当(キヤノンでは1.6倍相当)に伸びる。
   つまり焦点距離表記が300mmのレンズをAPS-Cサイズのカメラにセットすれば、実際の焦点距離は450mm~480mm相当になる。
   私のカメラでは、EOS 30DはAPS-Cサイズだから1.6倍換算、EOS-1D MarkIIIはAPS-Hサイズなので1.3倍換算になる。
   これがオリンパスとパナソニックが採用するフォーサーズ・システムでは2倍に伸びるから、600mm相当になる。
   また、コンパクトカメラで採用するセンサーサイズは、1/1.8とか1/2.5といった大きさで、デジタル一眼レフのセンサーサイズとの大きさの違いは歴然としている。

   ここでは、レンズ自体の製品名称に表記された焦点距離について触れるときは「表記焦点距離」とし、
   実際の焦点距離について触れるときは「○○mm相当」と記述することにする。

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   参考になるサイトを拝見しつつ、自分で簡単に比較図を作成してみました。
   それぞれ青い枠が35mmフルサイズ、赤い枠がそれぞれのフォーマットのサイズになります。


表記焦点距離300mmのレンズをAPS-Cサイズのカメラで撮影した場合(=480mm相当の場合)の撮影例をいくつか掲載します。
APS-Cサイズの30Dで撮影した写真となると、1D3導入前の2年前まで遡るため、いささか古い写真になりますが、
2007年7月28日に静岡県の島田球場で撮影した第89回選手権大会静岡大会、静岡商vs掛川東、常葉菊川vs聖隷クリストファー の2試合から掲載します。
(写真はすべて EOS 30D + EF 300mm F4L IS USM、すべてノートリミング)


コーチャーズボックス付近の内野席から撮影する場合、マウンド上の投手やバッターボックスの打者を撮影すると、ギリギリフレームに収められるかどうかといった大きさになる。
下の写真は、被写体の捉え方が甘かったので、足まで撮影できていないが…。
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静岡商(現早稲田大)の大野投手は小柄な投手だが、それでも横位置でカメラを構えた場合、全身をフレームに収めきれるかどうかといった大きさになる。
振りかぶった姿を捉えるためには、縦位置に構えないといけない。
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横位置では投球前の立ち姿が納まりきらず、かといって縦にカメラを構えると、リリースするタイミングの写真ははみ出すかもしれない。
その分の安全を見込めば、表記焦点距離で200mmくらいに留めておいたほうが無難かもしれないが、
縦・横を使い分ければいいだけなので、表記焦点距離300mmのレンズのほうが望ましいと思う。


はみ出すくらいに大きく被写体を捉えられたほうが迫力があるし、ファインダーに小さく見える被写体にピントを合わせる困難さに対してピント精度も確保しやすく、
よりよい写真を得やすいと思うからだ。
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これら2枚の写真も、表記焦点距離200mmくらいなら全身をおさめることができたかもしれないが、
全身が写らないくらいの大きさで撮影したからこそ、写真の迫力が出るのだろう。

また、普通はピッチャーとバッターだけ撮るのではなく、内外野の守備陣の撮影もするだろうから、その場合に表記焦点距離300mmのレンズなら最低限の焦点距離になる。
外野の最も遠いところを撮影したらこんな感じになる。
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外野もきちんと撮ることを想定すれば、本当はもっと望遠が欲しいところだが、今度はピッチャーとバッターが撮りにくくなるだろうから、やはり表記焦点距離300mmが目安だろう。
付言すれば、一般に売られている望遠ズームレンズも、70-300mmといったように望遠端が300mmのものが多いので、この観点でも表記焦点距離300mmが目安だと思う。


もし望遠ズームをお持ちで、あまり望遠端で撮影していないなぁ と思われるなら、一度望遠端に固定して、ズームを使わずに撮影してみたらどうでしょうか?
ズームできない難しさとともに、面白さも堪能できるかもしれません。
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by photomoments | 2009-10-09 07:44 | 野球写真撮影 | Comments(2)
2009年 10月 06日
京都の建物散策-2
前回に引き続き、京都を散策した時の写真を掲載します。
四条烏丸から京都市役所まで歩いた時の写真です。

(写真はすべて EOS 30D + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM)

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四条烏丸の交差点に面して建っていた銀行建築のファサードを部分保存してビルの建て替えを行った事例。
特に左の京都三井ビルは昭和59(1984)年の竣工で、歴史的建築物を保存する一手法として学生時代に学んだ記憶がある。

続いては、交差点の少し南側にあるCOCON KARASUMA。
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1938(昭和13)年に竣工した旧丸紅京都ビルを新オーナーが改修し、2004(平成16)年にオープンした。
優良既存建築物の表彰制度であるBELCA賞のベストリフォーム部門を受賞している。
外観は、新設されたガラス壁面の低層部や掲載した内部空間が魅力的だが、建物自体は旧来のあっさりした外観を保っていて、
かえって斬新というか潔い佇まい。
また、階段の雰囲気やかつて使われていた南洋産床材を店舗床材に再利用するなど、細かなところにも魅力が詰まっていた。

烏丸通を北上すると目に留まったのが読売京都ビル。
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グリッドの立面をした現代的なビルだが、全体の色調は瓦色を基調とし、部分的に木をイメージさせるテラコッタルーバーを用いていて
「和」を感じさせる。
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よく見れば、瓦色の部分は大きな陶板を下見板張り状に仕上げている。

続いて、みずほ銀行京都中央支店。
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前回掲載の京都文化博物館別館と同じ辰野金吾の手による建物を取り壊し、2003(平成15)年にレプリカ再建したもの。
従前建物を解体し、同一の建物を建設するというのは珍しい手法だろう。

烏丸御池に近づくと、1931(昭和6)年に竣工した京都中央電話局を改装した新風館が現れる。
電話局の建物と新規に建設された建物とがロの字状に建てられていて、中庭空間がまた面白く、かつ心地よい。
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この建物もグッドデザイン賞や、BELCA賞ベストリフォーム部門を受賞している。
ちなみに、前回掲載記事でふれたヴェロタクシーは、この中庭に拠点を構えている。

烏丸御池の交差点には、ガラスブロックを多用したアーバネックス御池ビルやアールを描いたガラスカーテンウォールニチコン本社ビルといった現代的な建物がある。
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御池通は第二次大戦の折に強制疎開によって拡幅した大通りだけに、こうした建物が建っていても(京都っぽいかは抜きにして)案外違和感がない。

御池通を東に進むと、京都御池創生館と、隣接する不二電機工業本社ビルが目に留まった。
京都御池創生館は、中学校や保育園・老人福祉センターや、レストラン・雑貨店等で構成される複合施設ということに驚いた。
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不二電機工業本社ビルは、垂直性を強調したタイル壁のグリッドと、ガラス面が奥深く設けられて彫りの深い陰影が非常に美しく思えた。
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最後に京都市役所。
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手前の広場が(舗装のパターン貼のせいもあると思うが)、ヨーロッパの都市の広場を思わせる と言うと言いすぎだろうか?
それにしても市役所内部も非常に古くて、タイムスリップしたような感覚に襲われてしまい、頭がクラクラしました…。
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by photomoments | 2009-10-06 23:36 | 建物・街・風景 | Comments(10)