2009年 04月 23日
球場雑記:太陽が丘球場
太陽が丘球場は、高校野球撮影において、私が最も好きな球場のひとつである。

自宅からのアクセスは、JRに乗って京都駅で奈良線に乗り換え、宇治駅からはバスに乗り継ぐため、
阪急京都線1本で到着する西京極球場と比較したら、時間もかかって不便である。
ちなみに、観戦(撮影)に赴いた回数は決して多くはない(当然、西京極球場のほうがはるかに多い)。
平成18年秋季大会の際に初めて足を運んで以来、年に数回程度であり、「最も好きな」と記すほどの回数ではないかもしれない。

初めて太陽が丘に足を運んだとき、(当時知り合って間もない)私の野球撮影の「師匠」、Mさんのカメラ・レンズ(1D MarkII + EF600mm)をお借りして撮影した。
非常に重く、また操作も難しいプロ用機材を初めて使い、バックスクリーン脇から120m離れたバッターボックスを狙った。
外野からの撮影は初めてだし、超望遠レンズだから、カメラを少し動かすとファインダーから被写体がいなくなる。
そして何より、初めて使うカメラであり、1D系の独特の操作系がわからず、露出オーバーの写真だらけ…。
出来栄えはまったくひどいものだったが、自分が使っていたカメラとは、明らかにレスポンスが違っていることは体で実感した。
この経験を機に、私はCANONへの乗り換えを決め、数日後にはEOS 30Dを購入した。
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EOS 1D MarkII + EF600mm F4L USM + EXTENDER×1.4
(この写真は、その時撮った写真の中では数少ない、キチンと撮れた1枚です)

また夏の大会の折には、少なくとも一度は強い雨に降られ、気分が萎えそうになりながら撮影することもある。
内野もぬかるみ状態になるほどの強い雨の中、荷物は大きなゴミ袋にしまい込み、一脚に傘を取り付けて撮影を続行する。
自分もかなり雨に濡れてしまうし、防塵防滴仕様ではないEOS 30Dを使っていた頃には特に厳しいコンディションだ。
でもその条件下では、非常に印象深い写真が撮れることが多い。だから萎えそうな気持ちをこらえて撮影ができるのだと思っている。
b0170881_20511815.jpg

EOS 30D + EF300mm F4L IS USM

そしてこの球場の撮影上の魅力は、何よりも、一塁・三塁内野席の一部がグランドレベルに近く、西京極では撮影できない撮り方ができること(ただし座席がないエリアなので、自分で折りたたみイスを持参する必要あり)。
しかもフェンスの一部が撮影用に開放できる設えになっており、フェンスに妨げられることなく撮影ができる点も魅力をさらに高めている。
グラウンドレベルから高い位置にあるバックネット裏からの撮影も比較的行いやすく感じられ、内野の守備機会を撮影するにも適していると思う。
b0170881_20515863.jpg

EOS 30D + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM

結局のところ、撮影のしやすさと、プロカメラマンとも同一環境にて撮影できることが、太陽が丘球場を私の最も好きな球場としているように思う。
(スキルはプロに及ばずとも)機材は彼らと同レベルのものを使うようになり、頻繁に地方大会の撮影を行い、さらには選手の特徴をある程度インプットして撮影に臨んでも、レンズの前にフェンスがあるかないかによって、写真のキレやコントラストの良し悪し、オートフォーカス精度への悪影響によって、写真の出来が左右されることもある。
翻せば、太陽が丘で撮影した写真は、プロに対しても自分の写真の出来栄えを比較できると同時に、フェンスやアングルなどの撮影環境を言い訳にできないともいえる。
それだけ、撮影をする私にとって、優しく、そして厳しい球場である。
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# by photomoments | 2009-04-23 20:58 | 野球写真撮影 | Comments(2)
2009年 04月 22日
初記事:よろしくお願いします。
デジタル一眼レフを担いで、高校野球の試合会場に足を運んで4年目になります。

最初は入門機+Wズームキットを購入し、翌年(2006年)の選抜大会に挑戦したものの、webで見た素晴らしい写真のようには撮れない…。
正直、思い通りの写真が撮れないことに悩みました。
いろいろな試行錯誤や、ネットを通じてお会いすることができた先達の方々からの示唆を踏まえ、
1年弱でメーカーをCANONに変更し、中級機の EOS30D と単焦点レンズ(いわゆるサンヨン)などを購入。
これにより、撮れる写真のクオリティは歴然と上がったものの、AFポイントを外したときのピントの抜けなどは30Dでも防げない…。
となると、さらにこだわりは強くなり、
一昨年(2007年)の秋には、CANONのスポーツ撮影機の最高峰であるEOS 1D MarkIIIと、サンニッパを購入。
「ほぼ」行きつくところまで歩を進めてしまったのかも…。

そんな私のブログですので、高校野球の写真・記事やカメラに関する話題を中心に展開しますが、
本業は建築関係ですので、街撮り・建築写真の記事を織り交ぜることもあると思います。

最初の写真は、初めてのデジイチで撮った、第78回センバツ大会(2006年)から、
b0170881_2037347.jpg

  α SWEET DIGITAL + AF ZOOM 75-300mmF4.5-5.6(D)

今や広島カープの若き右腕エースとなった前田健太投手が、
準々決勝 対秋田商戦で見せたホームスチールのシーンです。
投手でこんなことをやるなんて、彼は野球センスの塊だなぁ と、今でも思います。
この写真だけ見ると、入門機でもまずまずの出来栄えの写真に思えますが、
いいシーンを撮れた!という手ごたえと、写真の出来栄えが両立したのは、ほんの僅かでした。
でも使いやすいカメラだったので、私がスポーツでなく静物・風景を被写体としていたら、長く使っていたかもしれません。

続いての写真は、昨年(2008年)夏の京都府予選から、
b0170881_20382782.jpg

  EOS 1D MarkIII + EF 300mm F2.8L IS USM

(最近は何枚かの写真をチョイスして、フォトフレームのレイアウトにおさめるようにしています)
ボールとバットのインパクトの瞬間が撮れたから「いい写真」というつもりではないのですが、
この瞬間がなかなか捕らえられないのも事実。
年に数万枚撮っても、ほんの数えるほどしかありません。
写真を撮影するからには、こうした決定的な瞬間を目指すのはもちろんですが、
写真を見ていただいた人から、「いい写真だな」と思っていただけるような写真を撮りたいと思っています。

これから、どうぞよろしくお願いします。
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# by photomoments | 2009-04-22 21:01 | コラム・随筆 | Comments(4)
2009年 04月 22日
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# by photomoments | 2009-04-22 20:59 | 掲載写真について | Comments(10)